融資が否決された理由を具体的に知れば、否決後の再申請で可決につなげる道が見えてきます。
「融資を申し込んだけれど、断られてしまった」↓
創業融資や運転資金の相談を受けていると、近年、以前よりも慎重に行われる傾向にあるように
感じています。
以前であれば問題なく通っていたはずの内容でも、最近は審査が慎重になり、否決になるケースが
増えている印象があります。
ですが、融資を断られたからといって、そこで終わりではありません。
否決になった案件でも、その後の対応次第で可決につながることは決して珍しくないのです。
今回は、いったん断られた融資をもう一度チャンスにつなげるために、経営者・創業予定の方に
知っておいていただきたい考え方と進め方をお伝えします。
まず行いたいのが「否決理由を具体的に知ること」
融資を断られた直後、同じ内容のまま再申請したり、同じ内容で別の金融機関にすぐ相談し直した
りしても、結果はほとんど変わりません。
否決された理由がわからないまま動いてしまうと、同じ壁に何度もふつかることになります。
まず必要なのは、なぜ断られたのかを正確に把握することです。
とくに注意したいのは、金融機関からの回答が「(融資しても)返済が難しい」、「今回の融資案件
では厳しい」、「総合的に判断した」といった簡単で終わっている場合です。
これでは、どこに問題があったのか、どこを見直せばよいのかが見えてきません。
どこに問題があったのか、どの部分を見直せばよいのかを、直接に、そして、できるだけ具体的に
確認することが大切なのです。
金融機関には、断る理由を説明する義務があります
あまり知られていませんが、金融機関には「融資を断った場合、具体的にその理由を伝えなければなら
ない義務」があります。
これは金融庁の監督指針にも明記されている内容です。
断る理由を尋ねることは、決して無理なお願いではありません。
ご自身の状況を正しく把握するための、当然の権利だと考えておくひつようがあります。
ここで大切なのは、曖昧な言葉・具体的でない、簡単な説明のまま終わらせないことです。
「返済が難しい」と言われた場合→利益なのか、返済の原資なのか、資金繰りなのか、どの数字が問題
視されたのかを確認する。
「総合的に判断した」と言われた場合→業況なのか、資金の使い道なのか、これまでの取引状況なのか、
何を見てそう判断したのかを確認する。
断った理由がわかれば、次にやるべきことが見えてきます。
逆に理由が曖昧なままだと、再申請しても結果は同じですし、別の金融機関に相談しても同じ理由で断ら
れがちです。
断られた直後に、できれば以下の3点を確認しておきましょう。
金融機関に否決理由を尋ねるときに確認したい3点
1.なぜ否決になったのか。
2.何が直接的な否決の原因だったのかい
3.改善すれば再検討の余地があるのかい
この3点がわかることで、その後である再申請の進め方が変わってきます。
次の融資申請につなげるための見直しボイント
否決理由がわかれば、次にやるべきことも見えてくることでしょう。
たとえば、次のような対応が考えられます。
a.収支計画に無理がある場合→数字の根拠を見直す!
b.資金の使い道が曖昧な場合→説明資料を作り直す!
c.借入のバランスが悪い場合→返済計画を組み直す!
こうした修正を1つ1つ行ったうえで再申請し、結果が変わったケースは決して珍しいことではあり
ません。
注意しておきたい点があります。
それは、担当者レベルで話が止まっている可能性です。
「総合的に判断した」とだけ言われて終わっている場合は、支店長や融資担当役席など、支店の責任
者に相談することで、あらためて検討してもらえる可能性が出てきます。
まとめ:断られた融資も、あきらめる前にできることがある。
夢に見た創業、販路開拓や効率化を目指した事業の融資を断られると、それだけで気持ちが落ち込んで
しまいます。
しかし、否決理由を具体的に確認し、指摘された点を一つ一つ見直していけば、再申請で融資が可決に
つながる道は十分にあります。
曖昧な説明で終わらせず、否決理由を具体的に聞く。
収支計画・資金使途・借入バランスなど、原因に応じて資料や計画を見直す!
担当者レベルで止まっていないか、支店の責任者にも相談してみる。
金融機関への理由の尋ね方や、事業計画・資金繰り表の作り直しは、専門的な知識と経験が必要な部分でも
あります。
ご自身だけで進めるのが難しいと感じたときは、早めに専門家へご相談いただくことをおすすめします。
濱元行政書士事務所(大阪府大東市)では、創業融資をはじめとした資金調達の相談を承っております。
一度融資を断られてしまた案件についても、否決理由の整理から事業計画・資金繰り表の見直し、再申請
のサポートまで対応いたします、融資でお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。


